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【あなたの暮らしにコーチング】           「他には?」の一言で会話が広がる!相手の思考を広げる効果的な質問

こんにちは。コーチ・オンリーワン代表の上野和禎です。

私は、国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ、公認心理師、そして社会福祉士という3つの資格を持っています。自発的な行動を促す「コーチング」、心と感情のメカニズムに寄り添う「心理学」、そして人と環境のより良い関係性を支援する「ソーシャルワーク」の視点を掛け合わせながら、皆さんの日常や人間関係を豊かにするヒントをお届けしています。

さて、今回は7月20日にラジオ番組『Morning CloseUP』でお話ししたテーマ、「会話を広げる効果的な質問」についてご紹介します。

先月は、相手に質問した後の「沈黙」を恐れず、相手が自分の答えを見つけるまで「信じて待つ」ことの大切さをお伝えしました。相手の話を最後まで聴き、沈黙を待つことができるようになったら、次は相手からさらに多くの言葉やアイデアを引き出し、対話を広げてみましょう。

目次

相手の思考を「横に広げる」効果的な質問

相手からアイデアを引き出し、会話を広げるための質問は、とてもシンプルです。
相手の話を聴いたあとに、「他には?」と問いかけるだけです。
例えば、
「今年の夏、楽しみにしていることは何ですか?」という質問に対して、「涼しい高原にキャンプに行くこと」という答えが返ってきました。
そこで、すかさず「いいですね。他にはどんなことがありますか?」と聞いてみます。
すると、「久しぶりに浴衣を着て花火大会に行きたい」「新しくできた美味しいとうわさのお店を開拓したい」と、次々にやりたいことが出てきます。
最初は「キャンプ」しか思い浮かんでいなくても、「他には?」と聞かれると、人は思わず考えを巡らせます。
思考が刺激され、自分でも忘れていたようなアイデアや選択肢を探そうと考え始めるのです。
このように、「他には?」という質問は、相手の視点や選択肢を「横に広げていく」効果があります。
職場で部下が「〇〇をやります」と言ったときにも、「いいね、他にはどんなことができそう?」と聞くことで、部下の選択肢をグッと広げることができます。

「具体的には?」で「縦に深掘り」する

「他には?」で横に広げた後は、さらに「縦に深く」掘り下げてみましょう。
その時に使うのが、「具体的には?」や「もう少し詳しく教えてもらえますか?」という質問です。
先ほどの「美味しいお店を開拓したい」という話題であれば、「具体的にはどんなジャンルのお店なんですか?」と問うことで、会話が縦に深掘りされていきます。
「他には?」でいくつか選択肢を出した後に、「具体的には?」でその中の一つを深掘りする。
この2つの質問を組み合わせることで、考えが整理されます。

夏休みの「読書感想文」にも大活躍!

この質問の組み合わせは、家庭でも使えます。
例えば、夏休みの宿題の定番であり、親御さんも頭を悩ませがちな「読書感想文」のサポートにもぴったりです。
親が「こう書きなさい」と教えるのではなく、質問を使って子どもの中にある感想を引き出してあげましょう。
「この本の中で一番印象に残ったところはどこ?」と聞く。
1つ答えが出たら、「他に印象に残ったところは?」(横に広げる)。
その上で、「さっきの1つ目の場面では、具体的にはどんなところが印象に残ったの?」(縦に深掘りする)。
このように質問していくと、読書感想文のしっかりとした「たたき台」が出来上がります。
お子さんも、親御さんと会話を楽しみながらスムーズに書き進めることができるはずです。
夏休み明けに「今日学校でどんなことがあったの?」と聞いた後に、「他にはどんなことがあった?」と広げていくのも良いですね。

まとめ:「横」と「縦」の質問で対話を豊かに

会話の中で私たちがついやってしまいがちなのが、相手の最初の一言だけで満足してしまったり、すぐに自分の意見やアドバイスを言ったりしてしまうことです。
しかし、そこで言葉を重ねるのを少し待ち、「他には?」と横に広げ、「具体的には?」と縦に深掘りするだけで、相手の頭の中にある素晴らしいアイデアや思いもよらない本音を引き出すことができます。
これは職場での部下との対話でも、家庭でのお子さんとの日常会話でも同じです。
自分の考えを熱心に聴き、引き出そうとしてくれるあなたに対して、相手はより深い信頼と安心感を抱くはずです。

前回お伝えした、「沈黙」を大切にすることに続いて、ぜひ、相手の思考を広げる「効果的な質問」を意識して、日々のコミュニケーションをさらに豊かなものにしてみてください!

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