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相手の存在に気づいていることを伝える

コーチングのスキルの一つにアクノレッジメント(承認)があります。コーチングではこのアクノレッジメントは話を聴くこと、効果的な質問をすることと同じか、それ以上にとても大切なスキルの一つです。

アクノレッジメント(承認)とは、”相手の存在や変化に気づいていることを伝える”ことです。リーダーがスタッフと関わるときもこのアクノレッジメントは非常に重要です。アクノレッジメント(承認)には存在承認、行動承認、成果承認、成長承認の4つの種類の承認があります。今回はその中でも存在承認についてお話しします。

目次

存在承認とは

存在承認とはその人の存在そのものを承認することです。「あなたはそこにいますね」というメッセージです。存在承認の例としてはこのようなものがあります。
あいさつをする、名前を呼ぶ、呼ばれたら顔を向ける、意見を求める、約束の時間を守る、仕事を任せるなどなど。
今回は特にあいさつをする、名前を呼ぶ、呼ばれたら顔を向けるということについて触れたいと思います。

あいさつをする

皆さんはあいさつをされるとどんな気持ちになるでしょうか。逆にあいさつをしてもらえなかったらどんな気持ちになるでしょうか。
私は、朝起きたら、必ず妻と娘、息子に「おはよう!」と声をかけるようにしています。
皆さんは普段、家庭や職場でどんな意図をもってあいさつをしていますか?
社交辞令の一つとして?
人が見えたら条件反射で?
相手の存在を認める行為として?
自分の存在が認められれば、安心感が出てきますし、認めてくれた人のことを信頼する気持ちも芽生えてくるのではないでしょうか。”相手の存在を認める”、あいさつはその第一歩ではないかと思います。
今日から相手の存在を認めるという意図を持ってあいさつをしてみてはいかがでしょうか。そうすると相手の反応も今までと変わってくるかもしれません。

名前を呼ぶ

何かを依頼するときに「ちょっとこれお願いしてもいい?」と声をかけます。そのときに、「○○さん、ちょっとこれをお願いしてもいい?」と名前を呼んで依頼することで、より相手の存在を認めることになります。
電話をかけてからの第一声に「いつもお世話になります」と相手に伝えることはよくあると思います。そんなときも、「○○さん、いつもお世話になります」と先に名前を呼んで伝えることで、受け取る側の印象も変わります。
先ほどお話ししたあいさつをするときに、名前とセットであいさつをすると、より相手の存在を認めているという気持ちが伝わるのではないでしょうか。
スタッフが職場のフロアに入ってきたときに、ただ「おはようございます」というのではなく、「○○さん、おはようございます」と伝えるとどうでしょうか。おそらく、名前を呼ばれてあいさつをされた方は、私の存在に気づいてあいさつをしてくれているのだと実感できると思います。そうすると、相手もあなたの名前を呼んであいさつを返してくれるかもしれません。
名前はその人の存在そのものです。いろいろな場面で相手の名前を呼んでコミュニケーションを始めてみてはいかがでしょうか。

呼ばれたら顔を向ける

普段、あなたは人から「○○さん」と呼ばれたら、相手の方に顔を向けているでしょうか?
私は以前勤めていたときに、パソコンを打っているときにスタッフから「ちょっといいですか?」と声をかけられたときに、そのままパソコンを打ち続けながら「何ですか?」と返事をして相手の話を聞いていたことがよくありました。
仕事が忙しいことをスタッフにアピールしたかったのか、忙しそうに仕事をしているところを見せるのことが美徳とでも思っていたのか、今から考えると、相手の気持ちなど全く考えずに対応した愚行だと思っています。
コーチングを学ぶ中で、呼ばれたら顔を向けて相手の話を聞くことが存在承認になることを知ってからは、スタッフから呼ばれたり、話しかけられたときは、いったん手を置いて顔を向けることを心がけました。
そうすることで、相手の私に対する印象は変わったと思います。逆の立場ならよくわかりますよね。

以上、存在承認についてお話ししましたが、今回お伝えした、
「あいさつをする」
「名前を呼ぶ」
「呼ばれたら顔を向ける」
といった存在承認は今日からでもすぐに実行できることではないかと思います。
特にリーダーの皆さん、1日1つでも実行してみてはいかがでしょうか。
もしかすると、スタッフのあなたに対する印象が変わり、スタッフとあなたとのコミュニケーションが今までと違ったものになるかもしれません。

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