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部下との信頼関係を築くためには

コーチングにおいて、コーチがクライアントの目標の達成や成長をサポートしていくためには、コーチとクライアントの間に信頼関係を築いていくことが大切です。職場においても、部下が目標を達成する、部下の成長をサポートする上で、上司と部下との間に信頼関係を構築していくことがとても大切なことであることは言うまでもありません。

目次

信頼関係とは

普段、私たちは「信頼関係が大切だ」「信頼関係がないとこのプロジェクトは成功できない」「チームとして信頼関係を築いていかなければならない」など、信頼関係という言葉をよく使っていると思います。信頼とは何で、信頼関係とはどのようにして築いていくものなのでしょうか。
私は主に管理職の方のコーチングさせていただいていますが、セッションの中で、「スタッフから信頼される上司になりたい」「スタッフを信頼して仕事を任せられるような管理者になれるといい」といったことを口にされる管理職の方が少なくありません。
信頼関係とは自分が相手のことを信頼しており、相手も自分のことを信頼してくれている関係性が維持されている状態です。
では、スタッフから信頼を得る、スタッフを信頼する、スタッフとの信頼関係を築くためにはどんなことが必要で、どのようなことに取り組んでいけばよいのでしょうか。
今回は部下から信頼される上司という視点で考えてみたいと思います。

信用と信頼の違いとは?

信頼と似た言葉に信用という言葉があります。普段、「信用」と「信頼」という言葉をどのように区別して使っているのでしょうか。
「信用」とは・・・間違いないとして受け入れられる人や物事のもつ価値や評判     【大辞林】
「信頼」とは・・・ある人や物を高く評価しすべて任せられるという気持ちをいだくこと 【大辞林】
辞書にはこのように書いてあります。
信用を失う、店の信用をなくす、この商品の耐久性は信用できる・・・
信頼を寄せる、信頼を裏切る、信頼関係・・・
人という観点から、それぞれの言葉を考えてみると
「信用」は、その人のこれまでの実績や出してきた成果など、過去の客観的事実を見て現在のその人を信じること
「信頼」は、その人の普段からの言動、人柄を見て、未来に向けてその人を信じること
だと言えるのではないでしょうか。

部下から信頼される上司になるための3つのこと

「信頼」は、その人の普段からの言動、人柄を見て、未来に向けてその人を信じることだと言いましたが、職場において上司が部下から信頼されるためには、どんなことが必要なのでしょうか。
私は以前、組織の中で22年間働いてきましたが、自分はどんな上司を信頼してきたのか、管理職としてスタッフにどのようにして信頼を得ようとしてきたのか振り返ってみると、様々なことが浮かんできました。そして、コーチングを通して、管理職や経営者の方々に接していく中で、部下から信頼される上司にになるためには、
1.謙虚さ
2.正直さ
3.誠実さ
の3つのことが大切だと思っています。

1.謙虚さ

謙虚さとは、いつも相手に感謝することです。
今自分が管理職(リーダー)として仕事ができているのは、周囲のスタッフ(部下)のおかげだと感謝し、あらゆる場面で感謝の言葉をかけること。チームが成功したときは、周囲のスタッフ(部下)が称賛を浴びるようにスタッフのことを立てる。手柄を横取りするようなリーダーは信頼はおろか、信用もされません。常に感謝の気持ちを持って謙虚でいることで、自然と「ありがとう」や「助かりました」という言葉を相手にかけることができるのではないでしょうか。
また、上司は部下との関係性の上では、立場上、常に優位な立ち位置にいます。謙虚であることは、上司の優位な立ち位置から一段下がることになり、部下と同じ目線になることではないかと思います。
そのような立ち位置でいることで、上司は部下の話を聴こうとする気持ちも出てきますし、スタッフは上司に話しかけやすくなるので、双方向のコミュニケーションも起こりやすくなります。

2.正直さ

正直さとは、本当のことを話すことです。
仕事の中でうまくいっていることを話すだけでなく、うまくいっていないときも正直に話をして、部下に助けを求めたり、解決方法を一緒に考えてもらうようにお願いすることが大切ではないでしょうか。
私も管理職のときに、自分ですべてやらなければならない、常に完璧でなければならないというような気持ちが強く、スタッフに困っているときでも、素直に「助けて欲しい」ということがなかなか言えませんでした。弱みを見せることは恥ずかしいことだと思っていたのです。
しかしながら、そんな上司に対してスタッフはどのようなことを感じるのでしょうか。「上司がいつも完璧に仕事をしているので、私たちもミスは絶対にしてはならない。」と感じたり、「あの人はいつも何でも自分でやって、私たちに仕事を任せてくれない。私たちを信頼してくれていない」といったように感じるのではないでしょうか。
時には上司も弱さを見せて部下の助けを求める。助けてもらったことに感謝の言葉をかけることができれば、部下も自分が貢献できた、自分の力が認められたと実感でき、上司に対する信頼も深まるのではないでしょうか。

3.誠実さ

誠実さとは、約束を守る・秘密を守る・批判しないことです。
約束を守らない人はまず信用されません。約束を守るということは、言っていることとやっていることを一致させることにもなります。
例えば部下との面談に対して、「少しくらい遅れてもいいだろう」と予定の時間よりも遅れてくるような上司であれば、部下は「自分のことを軽く見ている」「私との面談を軽視しているのではないか」と思うのではないでしょうか。
相手の秘密を守ることも大切です。相手を信じて話したのに、知るはずのない第三者がそのことを知っている。このような状況になれば、相手を信頼することはできません。コーチングでもコーチはセッションの中でクライアントと話した内容については、クライアントの承諾がない限りスポンサーにも話すことはありません。そのような安心、安全な空間を作り出すことで信頼関係を築いていくのです。
そして誠実さとは陰で部下のことを批判しないことです。上司が陰で部下の批判をしているところを他の部下が目の当たりにしたらどう思うでしょうか。「この上司は私のことも陰で批判しているのではないだろか?」と思うに違いありません。部下と信頼関係を築くのであれば、上司は陰で部下を褒める、認めることはしても、決して批判していはならないのです。

以上のように、部下から信頼される上司になるためには、部下との関りにおいて
1.謙虚さ
2.正直さ
3.誠実さ
の3つのことが大切だと思います。
これらを意識して実践していくことで、部下との信頼関係を築くための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

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